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2019-11-22

キョンボム語り(らんぼー)

ランボー好きな人は読まないこと。

オタク特有の早口。

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ミュージカル ランボー再演 それは衝撃だった。

正直ランボーなんて名前も知らなかったし、怒りの脱出(それすらも見ていないのだが)かと思ったし、ヴェルレーヌなんて聞いたこともなかった。これでも私、英文科だったのだが。あ、関係なかったわ(第二言語ドイツ語だし)

みんな初演見てたし(天の邪鬼なのでみんなが見てるやつ見たくない)
ダブルケーだし(なんか肌に合わなさそうで食わず嫌いしてた)
なんか内容も面白くないとか眠いとか言われてたし…
なんか床にキスすることだけは知ってた・・・

そんな状況で見た
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2019年10月12日
ペクヒョンフン キムジェボムの ミュージカルランボー再演マチソワ
(ちょっとドゥラエについては後述)

いや、・・・・・なんという面白さ???????????????
私が今まで見た作品の中で(たいして見てないが)トップを争う完成度の高さだった。
ストーリー、音楽、演出、そしてキャラクター。全部良いじゃん。なんだよ。

ええ。
もうそれは、
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この一言につきる(?)

初見なのに普通に引くほど泣いた。「緑」ずるすぎるでしょ、あれ。
歌詞は心配していたよりは聞き取れたけどランボーの詩は難解すぎて日本語でも理解できないからしょうがないね(?)

とりあえず音楽が良かった。
まず、一曲目は「ほ~ん」みたいな感じで聞いてたんだけど、二曲目の「酔いどれ船」が良すぎる。何言ってるか1ミリもわからんけど好きすぎる。特に「ドゥラエ!あ~あ~あ~あ~♪」(こういう導くように歌うのに弱い)テンションめっちゃ上がる。
そのあとの「母音」も可愛らしいメロディで可愛すぎる(?)
、と思いきやそのあとの「高い塔の唄」なんtですかあれは?なんであんなドラマティックな1幕最後みたいな唄なんですか?私が運命的な出会いに弱いの知ってて書いたんでしょうか?不思議です。超良かったです。
一曲一曲書いてたら暇がないので一旦ここでやめますけど、今のところ私が一番好きな曲は「どうしてなのか(あるすおぷそら)」です。

で、次にキャラとストーリー。
あのさあ、まったく正反対に見えてどこかでつながっていた二人が出会うのめっっっっっっっっっっちゃオタク向けじゃない!??!!?!!??!?!?!?!?!!?
ランボーオタク向け要素ありすぎ。性癖ダイレクトアタック。
特にヒョンフンランボーはでかいのにジェボムヴェルレーヌは小さくて細いしなんなら作画(キャラデザ)も違うから、二人の「出会わなかったであろう」感がより増していて、だけれどそんな二人が惹かれ合う、そう彼らは太陽と月(背くな)、海と船、光と闇・・・そういう対立構造なんですね。(?)

ひょんふんランボーはキラキラしてて夢に満ち溢れていて冒険家で好奇心旺盛なネコ科の生き物かと思えば、急にリストカットしてくるメンヘラな一面も持ち合わせてて怖いですね。いきなりヴェルレーヌの手にペン突き立てた時何事かと思ったマジで。ジェットコースターみたいで見ながら超ワクワクした。
ヴェルレーヌに出会った瞬間はキャ~~★とテンション高いのに、「親は?」って聞かれた瞬間一気に冷めて、態度が若干悪くなるのも、危うい二面性を秘めている子なんだなということがわかる。冒頭から。すごい。この日のキョンランボーはナオミとかロリータのたぐいの、ワガママで自分本意な魅力的な人だった。

一方でジェボムヴェルレーヌは、いや、わかってたけどすごかった。こいついつも頭に銃突きつけてんな。死にたいけど死ねない、だけれど生きていたくない…そんな彼がランボーからの手紙を読んで胸をときめかすのがめっちゃ上手(?)。乙女じゃん。実際にあったら自分よりデカくて若い人が立ってるからそりゃびっくりしちゃうよね。でもそんなジェボムヴェルの可愛らしいところは、自分に自信がないながらも、ランボーに「俺の詩のどこが良いの?」って聞くところ。たぶん初めて言われた、というか信用に値する人に初めて詩を褒められたみたいな。そのあとのボードレールの話で盛り上がるところも、やっと自分を理解できる人に出会えた、みたいなときめきが伝わってきてメモリアル。

そんな二人が出会って、ヴェルレーヌはランボーの光に照らされて影が濃くなってく(ここオタク)。
順番に語ってくけど、「白い月」。カウンセリングか????????????自由奔放なランボーが親みたいな、慈悲に満ちた眼差しで吐露するヴェルレーヌを見つめてるの尊さ5億点。そう、ヒョンフンランボーは女神。「聞かせて、あなたの声で」って殺し文句過ぎない?私も来世で言われたいわ。二人で見つめ合いながら歌うの、最高に百合じゃん。
その後にやっぱり詩が書きたいけど書けない><っていうヴェルに対して、全てを捨てて俺と行こう!って誘うのマジクソ小悪魔。そして案の定悪魔の誘いに乗ってしまうヴェルレーヌ。ソワレで駅にいるランボーがこっちを見たときにとっさに顔をそむけて隠れようとしてたの超かわいいですね。来ると思ってた!と笑顔で言うランボーも嬉しそうだし、ヴェルレーヌも光に近づいて希望に満ち溢れてて可愛いですね。
はいそこからの現代の駅、ドゥラエが待ってる。ここの切り替わり方、ヴェルレーヌが追憶しているみたいな演出超好き(スリル・ミー2014でも大好きだった)。ジェボムヴェルレーヌ、あんなにニコニコ可愛かったのに現代では手が震えてすぐお酒飲んじゃう。そして「あいつといて幸せだったことなんて一度も無い!」まで言っちゃう。何があったの。(あとここのドゥラエの「あなたには幸せな瞬間は無かったんですか?」ってセリフ超好き)

その後に来るのが「どうしてなのか」ですね。ランボーが海で手を広げてカモメをおいかけるみたいなのオタク超好きなやつじゃん。とりあえず私は好きです。そして歌詞が、ランボーは光でヴェルレーヌは闇ってか影。好きに決まってるじゃん~~!!ランボーは何も気づかないまま歌ってるのもいいですが、後半に寂しげなヴェルレーヌに気づくんですね。そして木の枝を拾って詩を書くように促す。リハビリか?????最初は拒否るヴェルレーヌが負けて書き出すのが良い。はあ~~~心~~~~~~~~~(?)最終的にお互いの詩を尊んでキスするんだけど、あれは砂浜???じゃりじゃりするよ!! ソワレではヴェルレーヌがキス3回ぐらいしてて「ありがとう、ありがとう…」って聞こえないようにつぶやいてるのがすごいよかった。詩にキスされて照れて逃げてくランボーも超尊かった。最高に百合。

次に再演から追加されたらしい「昨日の出会い」。ドゥラエ→ランボー←ヴェルレーヌっていう想い人の想いが交錯する(?)修羅場ソング。ここでヴェルレーヌがランボーの寝顔見つめながらにこにこ詩を書くの超天使。ヴェルにとって幸せな時間だったんだろうな…泣。だけれどこっそりランボーの詩を読んで、「俺が書きたい詩、でも俺には書けない詩」って言うのせつなすぎない?ヴェルも才能だとは思うけど、才能と努力っていう普遍的な超えられない壁のコンフリクトがあって超エモ。ここでヴェルレーヌの闇が。。また。。。

そしてランボーが目覚めてヴェルレーヌの詩を読むんだけど、彼は彼でちゃんとヴェルを評価してる。「完成したら一番最初に見せてよ」なんていじらしい(?いじらしい?)。そしてドゥラエ登場。修羅場完成。ランボーはヴェルの気も知らずドゥラエと盛り上がるんだけど、その後ろで自分の詩をぐしゃってするの~~~~~~~~~~~~~~~つら~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~そしていきなり批判されるしゴシップは読まされるしでつらたん。あ、下記忘れたけどヴェルが幻聴(というか?)に悩まされてるのは良いですね。メンヘラなの彼。

幸せだった時から目覚めたヴェルがランボーに思いをぶちまけるところはすごく良いですね。弱々しい主人公のヴェルレーヌと、光であり悩みの原因であるランボー。この対立が超~~~良い。ランボーはヴェルの気持ちを全くわかってないわけじゃなくて、つらいのもわかる、わかるけどまだ止まっちゃ駄目だっていう多少の心配はあるよね。あとここのランボーの「酔ったままでいよう、ずっと夢の中にいよう」っていうのエモい。

続き。↑てっきり別れたのかと思ったけど普通にまだ同棲してましたね。冬で寒くて、貧乏そうな二人……ヴェルが持ってきた手紙に「俺には関係ない話じゃん(←じゃんがポイント)」とギャルみたいに言うランボーが印象的だった(言ってない)。うっかり「誰にもお前の詩は理解できない!」って言っちゃうヴェルが、自分にも言ってるみたいな感じで悲しい。自分の耳も痛い。「今なんて言った?」っていうランボーの激おこ感も好き。ヴェ「誰にも理解できない!」ラ「それはあなたの評価?」ヴェ「世間の評価だ!」ラ「あなたの考えを聞いたんだ」ヴェ「俺の意見なんて大事じゃない!」ラ「大事だよ!!!!」←ここ好き!!!!!!!!!!!!!!!愛感じる
ここの喧嘩、超痴話喧嘩でくだらないですね(そこがいい)歌詞よくわかんないけどお互いを尊敬してるような気はする。そして、ランボーがヴェルレーヌを慰めるように背後から抱きつくところキマシタワー!!って思ったけどそのあとのペンぶっ刺しの急降下すご。高低差ありすぎて耳キーンってなるわ。初見の時予想外でびっくりしちゃってニヤニヤしながら大口開けて見てました(?)いきなりランボーがあんなことしたんで本当に驚いたんだけど、あれが彼の危険な二面性なんですね。メンヘラしかいないんかこの劇は?(ドゥラエ入れて)めちゃくちゃ激昂してるランボーが、ヴェルレーヌが切なげに「本当に必要だったのはお前だ…」て言って行っちゃうと泣いちゃうの、弱い二人のくだらない喧嘩だったんだなあ。。って思う。

地元にかえって来たランボーが、俺の事理解してくれるのはあの人しかいない…ってドゥラエを目の前にして言うのあまりにも残酷。

で、ここからがジェボムヴェルのすごい好きなとこなんですけど、何やっても書けなくてついには木の枝で書こうとしちゃうみたいな、今ここにはいないランボーにすがってる感…・・・挙げ句には許してほしいやり直したいって手紙を書こうとしちゃうし。そこに現れるランボー。お前どこから来たんだ???裏口??窓???しかも超ラフな格好。だからこのランボーはヴェルレーヌの幻覚説はある(ない)。ランボーに抱きつくヴェルレーヌ尊い。身長差が光る。そのあと「もう追い返したよ、あはは」って苦しげに笑って、やり直そうって持ちかける必死さ。そして99年のネイスンばりの冷たさを通すランボー……最終的にはノックの音とランボーのリスカ(?)に追い詰められて発泡しちゃうの、最高に狂気的なメンヘラシーンで大好き。あそこのランボーがいまいち理解しがたいけど多分ランボーを理解できる人のほうがすごいと思います。病みながら歌うヴェルレーヌは良いですね。ランボーはそんな彼に最低なむごいこと言って去っていくわけですけど、お前会いに来といてその態度はなんやねん。手を打たれたときの驚いた顔好き。

決別。劇中ではその後の二人は顔を合わせてないみたいですね。俺はアフリカに行く、っていうヒョンフンランボーの嬉しんだか悲しいんだかわからない達観した顔と声が好き。そのあとの三重唱、オタクが好きなやつじゃん。それぞれの想いが交錯する唄大好き。ありがとうございます。ここのランボーが、もちろん現代の二人には見えない、知らないランボーなわけだけど、前述した嬉しいのか悲しいのかわからない表情でふたりを導くような演出が好きです。この血にランボーの魂があることがよく伝わってきますね。。過去と現実が交差する演出も性癖なんで・・自分……あとこういう終盤の三重唱は高確率で泣きます。そんなの見た記憶ないから前例を挙げられないけど。(?????)

最後、老いたランボーが出てくるじゃん。卑怯だよね。泣かせに来てる(悔しいけど泣いちゃう)。ついに「緑」を歌う時のヒョンフンランボーの嬉しそうな顔が~~~ふええ~~~~~(さっきから嬉しそうな顔としか表現できねえ!!)そしてそれを聞いたヴェルレーヌが涙ぐみながら歌うじゃん、で、老ランボーと現ヴェルが目を合わせてうたうところで泣かない人いる!?!??!?!?!!!!そしてヴェルがランボーの頬に手を触れようとするけどランボーは席に戻っちゃうの辛すぎワロタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!もっと早く和解しとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1けどなるべくしてなった結末だから仕方ないと思える美しさ(?)。
「ばかだなポール・・みんなはわかってるのに自分だけが詩の素晴らしさを知らないんだ」みたいにつぶやくランボーが。。女神じゃん・・・やっぱりヴェルの心はお見通しですね。。そのあともえぐえぐ涙ぐみながらランボーの話を聞いて、そしてランボーを残したまま、ドゥラエとヴェルレーヌがその場をさろうとするシーンが言われもなく好きです。(いきなりドゥラエにふれるな)「本当はランボーのために此処に来たんじゃないんです」って言うドゥラエが本音を言うのもいいし、そしてヴェルも「彼といて幸せだった瞬間が、たしかにあった。今でも鮮明に覚えてる」って言うのも……ランボーのせいでギスギスしてた二人がついに和解できたのも良いし、ランボーの真意(?)がわかって、二人前向きに未来に踏み出していくんだろうな・・・そんな明るさがあって・・

で、最後の「永遠」。。これは希望なのか絶望なのか、やっぱり詩を読んだだけではわからないけど、私には希望に聞こえます。ランボーが幸福な時間を経て、最後には不幸の道を選んで見つけた人生の答え?それは不幸と絶望だったかもしれないけど、この唄からは前向きな、というか、後ろ向きではない力があって、好き。最後に杖を投げ出して、しっかり立ち上がるところ。。。なんか言われもない切ないエンディングだけど、私は本当に良い終わり方だと思った。見る人に委ねとこう、エンディングなんて。。。

カテコ。「並んで」?これ初演では「永遠」のあとにあったって聞いたけど、カテコで正解では? 3人の幸せな過去というか幸せな世界というか・・・いやてか歌詞めっちゃオタクじゃない?アニソンかと思ったわ!!すき。。

というわけで初見なのに悪いところがまったく見つからなかったランボー再演。誰だつまんないって言ったやつ!!!!!!!!!!!!キョンボムを見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


あ。。
ドゥラエ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤンデレなんじゃないかと疑ってた私を許しておくれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(割と好きなのでまた気が向いたら追記します

終わり
5 Eunhasu Evans: 11月 2019 ランボー好きな人は読まないこと。 オタク特有の早口。 - - - - - - - -- - - - ミュージカル ランボー再演 それは衝撃だった。 正直ランボーなんて名前も知らなかったし、怒りの脱出(それすらも見ていないのだが)かと思った...

2019-11-18

ミュージカル「ランボー」再演のあらすじと言う名のポエム

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뮤지컬 랭보

台本読む前の適当なアレなんで60パーセントぐらいしか合ってない




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「人生は不幸だ。息つく暇もない不幸の連続だ。
しかし私たちはなぜ、この場所に存在しているのだろうか。」

01.    心に降る涙(ヴェルレーヌ作) – ドゥラエ、ヴェルレーヌ
내 마음에 내리는 눈물 (베를렌느作) - 들라에, 베를렌느

陰鬱な日々を送るポール・ヴェルレーヌの元に、アルネスト・ドゥラエが訪ねてくる。

「ランボーが死にました。……アフリカに、彼の最期の詩があります。一緒に探しに行きましょう」

そう言って、アフリカ行きの船が出るというマルセーヌ行きの汽車のチケットを渡す。

「ランボーが死ぬわけがない。あいつは悪魔だからな」
「また彼の詩を読みましょう。……昔のように」
「俺にはもう関わるなといったはずだ」
「……ランボーの頼みじゃなければ、こんなことはしません」

残されたチケットを手に、ランボーを追憶する二人。

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02.    酔いどれ船(ランボー作) - ランボー
취한 배 (랭보作) - 랭보

天真爛漫な詩人ランボーとその親友ドゥラエはいつもの通り、出版社や有名な詩人たちに手紙を書き、詩を送りつけていた。しかしランボーの詩に反応する人間は誰もいない。

「ボードレールが生きていたら、一番に理解してくれたはずなのに!」

ランボーの一番の理解者であるドゥラエは、いつか自分以外にもその詩を理解する人が現れるはずだと励ます。今度の手紙は何を書いたのかと尋ねると、ランボーは言う。

「"私は透視者(Voyant)になることに決めました"。 普通の人々が見ることのできない未知の世界を見通す存在!」

03. 母音(ランボー作)- ランボー、ドゥラエ
모음들 (랭보作) - 랭보, 들라에

「君ならきっとなれるよ、透視者に!」

他の詩人たちにも手紙を書こうと提案するドゥラエ。どの詩を送ろうか悩むランボー。これがいいよ、と一番好きだという彼の詩『母音』を渡す。

Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oはブルー
母音たちよ、何時の日か汝らの出生の秘密を語ろう

「お前に意味がわかるのか?」
「……意味なんて! ただ楽しんで読めばいいんでしょ?」
「さすがは天才のドゥラエだ!」

ドゥラエは、詩集の新刊をランボーに紹介する。
どれもこれもランボーにとってはイマイチなものばかりだったが、パリで有名だという「ポール・ヴェルレーヌ」の詩に心を奪われる。
ランボーは、彼に手紙を書いてみることにした。

"私はアルティーヌ・ランボーと言います――あなたの詩を読み、私は心を奪われました。ボードレールを除いては、初めてのことです。――ぜひ私をパリに招待してください。自作の詩を数篇お送りします――"

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ここはパリ。世間の嘲笑にさらされ、もはや生きる希望を失ったヴェルレーヌがそこにはいた。ピストルを持ち歩きながらも、自害する勇気は無かった。
そこに、一通の手紙が届く。それは才能あふれる、見知らぬ少年からの手紙だった。

"私はあなたに向かう――時間と共に、あなたのもとへ――"

04. 高い塔の歌、感覚(ランボー作)
높은 탑의 노래, 감각 (랭보作) - 랭보, 베를렌느

互いの詩を読みながら、その魂に惹かれる二人。
ついにランボーのもとに、ヴェルレーヌから返事が届く。

”来たれ偉大なる魂よ。あなたの詩を読んだ瞬間、私達がはるか昔からつながっていたということを感じた――汽車のチケットを同封する。一日でも早く、あなたに会えることを――”

期待に胸を膨らませ、パリに向かうランボー。

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二人の詩人はついに出会った。

「ポール」と自身を呼ぶランボーに対し、ヴェルレーヌは17歳という彼の若さと、それに見合わない才能に驚いた。
互いの詩を認め合う二人。

「パリで何がしたい?」
「フランス文壇に詩を発表したい。その前に、他の作家に会いたい。俺の詩に、どんな反応をするのか」

05. 座った奴等(ランボー作) - ランボー、ヴェルレーヌ、ドゥラエ
앉은뱅이들 (랭보作) - 랭보, 베를렌느, 들라에

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ランボーから届いた手紙を読むドゥラエ。
"フランスの作家たちは廃退して、絶望的だった。彼らの詩はぞっとするものばかり。お前には想像もつかないぐらいの――"

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ヴェルレーヌに連れられて行った作家たちの集まる酒屋で、ランボーは酒の勢いでパリの詩人たちを批判する。
最初は恐る恐る見ていたヴェルレーヌだったが、彼もランボーに加わって騒ぎ出す。

「無気力者達を起こすな もう手遅れだ
どうせ死んでいるのだ 床に這いつくばったまま!」

06. 母音 rep. (ランボー作) - ドゥラエ
모음들 Rep. (랭보作) - 들라에

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"パリは俺の望んだ街じゃなかった。この街を出なくては。さもなければ奴らのように無気力になってしまう。幸いにも、ポールは俺が感じたそのままの人だった。彼となら、どんな未知の世界にでも行けるだろう――ドゥラエ、お前の笑顔と声が恋しいよ"

ランボーの手紙を読み、寂しさを隠しきれないドゥラエ。

「Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oはブルー……じゃあ僕は、何色?」

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07. 白き月(ヴェルレーヌ作)- ランボー、ヴェルレーヌ
하얀 달 (베를렌느作) - 랭보, 베를렌느

酒屋から逃げ出してきた二人。ゴミの都市、狂ったパリめ!
ベルレーヌは、今日の失態は悪酔いのせいだと説明がつくが、新入りのランボーはもう取り返しがつかないと警告する。パリの文壇から嫌われる、と。
そんなことを怖がるなんて、あなたは本当に詩人なのか?とランボーがからかうと、ヴェルレーヌは突然、自分を非難する幻聴に襲われる。

「俺は詩が、詩が書きたいだけだ……!」 混乱の中、頭を抱えるヴェルレーヌ。

最後にいつ詩を書いたのかも思い出せないヴェルレーヌ。
自分の詩を卑下する彼に、ランボーは、あなたの詩がなければここまで来なかったと言う。そんなランボーに、ヴェルレーヌは心情をこぼす。

「お前の詩を読んで、昔を思い出した。恐れず、どんな言葉にも耳を貸さず。あの時は、頭に浮かぶ単語たちを掴んで、詩を作り、夢を見ていた。でも……」
「この詩を書いたときも、きっとそんな気持ちだったんでしょう?」

ヴェルレーヌの詩「白い月」を暗唱するランボー。どうして覚えているのかと驚く彼に、「素晴らしい詩だから、あなたの声で聞きたい」と、その先を促した。

白い月が森を照らし 枝々からその葉を伝って囁きがもれる
ああ、愛する人よ

深い鏡のように 池が映し出す
黒々とした柳の影を 風が泣いている・・・

夢見よう、今この時

広々としたやすらぎが やさしく降りてくるようだ
月の光が虹色に染める 空の果てから

今、至福のひととき

また詩を書きたい、とこぼすヴェルレーヌ。

「じゃあ俺と一緒に行こう。こんな場所では何も書けない」
「……俺は子供じゃない」
「ええ。大人でしょう。ただその年になっただけの。でもあなたは詩人じゃない」
「俺には守る家族がいる、果たさねばならぬ義務がある」
「義務? あなたの義務は詩を書くことだ。他に何を守る必要がある? 名声? 地位? こんな世界に住むことは、詩人にとって毒だ。だから、俺と行こう。全てを捨てて!」
「そんな簡単な問題じゃない! お前に、俺の何がわかる?」
「あなたが、こんな場所でくすぶる人間じゃないってことはわかるよ。……俺はあなたを理解した。あなたがそうしてくれたように……ポール。俺は明日発つよ。ここではない何処かへ。だから選んで。俺と透視者になるか、このまま留まるか」
「……俺は行けない!」

08. すべてが崩れたベッドの中で(ヴェルレーヌ作)- ランボー、ヴェルレーヌ
다 망가진 침대 속에서 (베를렌느作) - 랭보, 베를렌느

悪魔の誘いには乗らないと心を決めたヴェルレーヌだったが、ランボーの言葉を思い出すと、途端に家を飛び出していた。
駅にはランボーが待っていて、彼はヴェルレーヌを見つけ、微笑んだ。

「来ると思ってた」
「お前のためじゃない。俺の詩のためだ」
「一緒に行こう、未知の世界に」
「……お前は悪魔だ」
「地獄を案内してあげますよ」
「詩が書けるのなら、どこへだって!」

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ポール・ヴェルレーヌは駅にいた。どういう風の吹き回しかと、アルネスト・ドゥラエが尋ねる。

「あの悪魔の失敗を確認したいだけだ」
「死ぬ前日にランボーが言ったんです。アフリカで真実の詩を発見したと。詩を書き留めたものを埋めたそうです」
「"発見"? あいつは詩なんて書かないと言ったはずだ」
「詩はあります。僕が見つけてみせます。彼の最期の詩。……詩集を出すんです。彼がどれだけ素晴らしい詩人なのか、世間も認めてくれるはずです」
「誰も見向きすらしないさ。たったの一行だって、理解できる人間がいると思うか」
「……ヴェルレーヌさんは、悪い記憶しかないんですか。幸せな記憶は、」
「無い、たったの一瞬だって……」

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09. なぜだろうか(ヴェルレーヌ作) - ランボー、ヴェルレーヌ
알 수 없어라 (베를렌느作) - 랭보, 베를렌느

二人は海の見える街(英国)にやって来た。

未来を夢見る自由な魂、ランボー。
不安に駆られ、悪夢に苛まれるヴェルレーヌ。

ランボーは落ちていた木の枝を拾うと、地面に詩を書き始めた。ヴェルレーヌにも書くように促すと、最初は恐れていた彼も、ゆっくりと心を開き、詩を書き始めた。
二人の心が、詩を通じて、分かり合うような時間。

ランボーは、彼の詩を尊ぶように、詩が書かれた地面にキスをすると、ヴェルレーヌも同様にランボーの残した詩にキスした。
パリの喧騒から離れ、二人には穏やかな時間が訪れたかのように見えた。

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10. 昨日の出会い(ヴェルレーヌ作)- ドゥラエ、ヴェルレーヌ
어제의 만남 (베를렌느作) - 들라에, 베를렌느

フランスの新聞には、ヴェルレーヌとランボーが駆け落ちしたという記事が載っていた。二人は作家同士という関係を超え、同性愛なのではないかという噂まで。
ドゥラエはランボーを心配して手紙を書こうとするが、途中で思い直す。

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一方、ランボーとの二人だけの生活を始めたヴェルレーヌ。
ランボーが眠っている間に彼の手帳を盗み見ると、そこには自分が書きたくても書けないような美しい詩があった。

「ランボーのように、たった一度でも、なれたなら……」

11. 緑(ヴェルレーヌ作) - ランボー
초록 (베를렌느作) - 랭보

ランボーが目を覚ますと、ヴェルレーヌの姿は見えなかった。彼は、書斎の上に置かれていた一片の詩に気がついた。

ここに果物と花と葉と枝がある
そしてほら、ここに君を思って震える私の心
あなたに向かって夢見る心を
あなたの愛しい手で優しく包んで
詩を読んでる途中でヴェルレーヌがやって来た。
詩の題名を尋ねると、まだ決めてないが『緑』だと答えるヴェルレーヌ。

「じゃあ出来上がったら、俺に一番に見せてよ。約束」

そこに突然、ドゥラエが現れる。
訪問を喜ぶランボー、困惑するヴェルレーヌ。
ドゥラエは、ランボーを迎えに来たと言う。きっとまだ記事を読んでいないのだろうと、彼に新聞を見せる。
 
「ヴェルレーヌさんは家族もいるのに……良い詩を書く人だと思ってたけど、詩に見合うほどの人間じゃなかったんだよ。結局、家庭より詩が大事なんだ!」

記事を読んだヴェルレーヌは、ランボーの話も聞かず、家を飛び出す。
ドゥラエにはまた手紙を書くと言い残し、ランボーはヴェルレーヌを追いかえる。

12.傲慢の声はラッパの激しい悲鳴(ヴェルレーヌ) - ヴェルレーヌ
오만의 목소리는 나팔의 거센 외침 (베를렌느作) - 베를렌느

非難、嘲笑、嫉妬、悪魔。消し去りたくても消しされない、あらゆる幻聴に苛まれるヴェルレーヌ。
ランボーが駆け寄るが、彼はすっかり憔悴しきっていた。

「お前と一緒にいて、すっかり忘れていた。自分がどんな存在なのか。俺は卑怯で、弱くて、失敗も自殺も恐れて、『未知の世界』に飛び出せるような人間じゃない!」
「でもあなたは俺を理解した、それだけで特別だ!」
「俺たちの時間は、毎晩飲むあの酒のようだ。現実や悪夢を忘れられる、一瞬の幻想、狂気……」
「そんな風に言うな。じゃあ、毎日そうやって暮らそう。毎日酔って、現実を忘れられるように!」
「そんなの不安になってしまう、呪われてしまう」
「……ポール、この地獄をどうやって生き抜くんだ? ……あなたはそのままでいればいい。俺は、歩き続ける」

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アフリカに向かう船のデッキ。ポール・ヴェルレーヌは過去を思い出していた。アルネスト・ドゥラエが声をかけた。

「最悪の旅だ。記憶がどんどん蘇ってくる」
「もうすぐアフリカに着きます」
「まさか俺が、アフリカに行くなんて」
「どんな詩を書いたんでしょうか。彼は何を発見したのでしょうか」
「詩なんてもの、あるわけがない」
「彼は幸せだったのでしょうか。いつか必ずアフリカに行くと言ってました。自分の目的地だと……」
「あいつは死んだ……死んだんだ……」

13.ニナの返事(ランボー作)- ドゥラエ
니나의 대답 (랭보作) - 들라에

アルネスト・ドゥラエは、ランボーとの出会いを思い出した。

「君はドゥラエだよね? 」
――どうして知ってるの?
「クラスで浮いてるのは俺たち二人だけじゃないか――何描いてるの?」
――僕。
「ずいぶん小さく描いたね? こんなにページが余ってるじゃないか」
――これから違うもので埋めるから、良いんだ。
「君は絵が好きなの? 俺は文が好きなんだ。俺たち、似てるね」
――似てる? 僕たちが?
 「たまにここに来てもいい? 良いアイデアが浮かんだんだ。アフリカに住む二人の子供の話を書く。アフリカが何処か知ってる?――マルセーユから船に乗ったら着く、おっきな陸だよ」
―― そこには何があるの?
「俺が探し求める、すべてのものが―― ドゥラエ、俺と一緒に行くか?」

君が探し求めるその場所に、僕は行けるのだろうか?
僕の探し求める場所は、どこにあるのだろうか?

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冬。出版社に詩を持ち込むが、まったく相手にされない二人。
ヴェルレーヌの妻から離婚調停の手紙が届くが、ランボーは気にも留めない。
芳しくない状況に、ヴェルレーヌへの不満を募っていく。

貯金も尽きて、互いに働かなくてはいけないのではないかと言い出すヴェルレーヌに、それでは詩を書く時間はどうするのかと尋ねるランボー。
「あなたが無駄な悩みに時間を費やしている間、俺は詩に頭を使ってきた!」

「誰にも理解できない!」と、口を滑らせてしまうヴェルレーヌ。

「……それが俺の詩に対する、あなたの評価?」
「世間の評価だ!」
「あなたの考えだろ?」
「俺の考えなんか関係ないだろ! 俺たちは憎悪される。この時代に詩人として生まれたことが不幸で、間違いなんだ!」
「俺から離れるための口実探しだ。まるで、父親と同じ……」
「俺はお前の父親でも、保護者じゃない!」
「俺は自分のためじゃない、あなたのためにここまで来たんだ!」
「じゃあお前は何をしてくれた?」
「パリが恋しくなったって言えよ。平和で偽善的で……」
「……やめよう。今は冷静な会話ができない」
「二人で決めたんじゃないか、詩人になるために」
 「詩人なんてどうでもいい、ちゃんと生きていかないと!」

14. たわごと(ランボー作)、叡智(ヴェルレーヌ作) - ランボー、ヴェルレーヌ
헛소리 (랭보作), 예지 (베를렌느作) - 랭보, 베를렌느

その一言に、ランボーの目の色が変わった。

「……じゃあ、行けよ。家族のもとに帰れ。代わりに、二度と詩なんて書くな。文壇が嫌悪するからな」
「お前こそ故郷に帰れ! 誰にも理解されない詩を書いてろ! 母親の腕の中で!」

すれ違う二人。

「透視者になる? そんなの全部お前の虚言だ、妄想だ!」
「……俺のこと、全部理解したフリだったんだ?――ごめん、苦しめて悪かった。……もう終わらせてあげる。あなたにはもう、こんな手必要ない!」
そう言ってランボーはヴェルレーヌの右手にペンを突き立てた。

「悪魔!」「偽善者!」
互いに信用できるものは、もう何もなかった。

荷造りをするヴェルレーヌ。
「俺が欲しかったのは、詩を書く少しの時間、そして……お前だ」

ランボーの引き止める声も虚しく、ヴェルレーヌは家を出て行ってしまう。

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15. 空は屋根の向こうに(ヴェルレーヌ作)- ヴェルレーヌ
하늘은 지붕 위에 (베를렌느作) - 베를렌느

ランボーから離れ、虚しさに襲われるヴェルレーヌ。街はこんなに静かに単純で平和なのに……

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故郷に戻ってきたランボー。ドゥラエは彼に声をかけるが、

「結局、俺の詩は誰にも理解されなかった」
「僕がいるじゃないか! 世間もきっと理解してくれる」
「……でもあの人だけだ。俺の詩を理解してくれる人は……」

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ヴェルレーヌは詩を書こうとするが、うまくいかない。
あの浜辺でランボーに貰った木の枝を手に取ると、もはや我慢することはできなかった。

"ランボー、ブリュッセルに来てくれ。今すぐ。お前が必要だ――"

ふと手紙から頭を上げると、そこにはランボーがいた。
必死に彼にすがりつくヴェルレーヌ。

「俺が間違ってた。また最初からやり直そう、次は何処に行く? 何処だっていい、楽しく詩を書こう」
「……もう二度と、俺の詩が"妄想"だなんて言うな」
「あの時は、」コンコン

弁明しようとすると、ドアを叩く音が聞こえてきた。
ヴェルレーヌはランボーにここを動かないよう言いつけ、玄関へ向かった。
ランボーが彼の机の引き出しをあけると、そこには依然として拳銃が眠っていた。彼はそれをこっそり持ち出した。

ヴェルレーヌが帰ってきた。

「俺の家族だった……もう帰ったから、ここにいろ、」コンコンコン、とノックが鳴り続ける。
「いいよ。俺が出てくから。俺の問題だったんだ。俺が消えれば済むことだ」

16. 非難を受ける詩、良い作家(ヴェルレーヌ作) - ランボー、ヴェルレーヌ
비난 받을 시, 착한 제자 (베를렌느作) - 랭보, 베를렌느

止まらないノック、狂ったかのように詩を唱え始めるランボー。

昔、この記憶が確かなら。私の人生は全ての人間が心を開き、全ての酒が零れる祝祭だった。
ある日の夜、私は膝に「美」を横たわらせた。しかしじっと見てみると、それは苦い味だった。

それから私は、正義に向き合い争った。魔女たちよ、悲惨さよ、憎悪よ!
私は我が宝石たちをお前たちに託したのだ。そしてついに私は、精神から人間的なすべての希望を消し去った。
そして猛々しい獣のように荒ぶり飛び出した。

私は災いに向き合い争った。私は砂と血に息が詰まり、泥の中に倒れた。
不幸は我が神だった。私は邪悪な曲芸を繰り広げた。

恐ろしい毒を飲み込んだ。内臓が焼けるような毒の強烈さ。
喉が渇く。息が詰まる。声をあげることもできない。
地獄だ。永遠なる苦痛だ。忌まわしさがどこから湧き出るのか見よ。
私は燃え上がる。さあ 悪魔よ。

私は疲れてしまった。ああ 人生よ。ああ 醜い我が姿よ。
まことに呪われたこの口づけ。どうか、どうか私を憐れみたまえ。
私を包みたまえ。私は余りにも悪い行いをした。

ランボーは自らのこめかみに拳銃を当て、ヴェルレーヌを追い詰めていく。

「俺が理解できる?」
「理解する! 理解する、ランボー」
「……いいや。あなたには理解できない」

あの頃に戻れたらどれだけ良いか、と拳銃を置いて立ち去ろうとするランボー。

「行くな!」

銃声が響く。拳銃を手にしたヴェルレーヌはランボーを狙おうとするが、こちらに向かってくるランボーにたじろぐばかり。

「今みたいに醜くて孤独なまま、一生を苦しんで生きて死ねばいい。……俺たち、出会わなければよかった」

去りゆくランボー。
ヴェルレーヌがその後姿に発砲すると、それはランボーの左手に命中した。

---

傷害の罪で逮捕されたヴェルレーヌは、2年の禁錮を言い渡さた。
釈放された彼を待っていたのはドゥラエだった。

「……もうランボーの手は治ったか?」
「あなたにお願いがあるんです」

---

「ドゥラエ、頼みがあるんだ。……俺はもう筆を折るよ。詩を通してでは、透視者になれないことに気づいた。この世に存在する芸術は全て偽物だ。聞こえのいいロマンチックな嘘ばかりだ。嘘では何も変えられない。嘘を捨てて、真実を求めて旅立つことにした」
「どこに」
「アフリカ。そこには偽物じゃない、本物の不幸、苦痛、絶望の熱気がある。真実を探すためには、その熱気の中に飛び込まなければ」
「苦しむためにアフリカに行くって言うの?」
「どうせ俺は、幸せになるために生まれたわけじゃないようだからな」
「そんな……僕は、君が幸せだったらそれで良い。君が何処にいたとしても、幸せならそれで」
「ドゥラエ、お前は俺の詩を全て知ってる。だから、最期の詩も読んでくれるだろ?」

そう言って数編の詩を渡す。

「……ヴェルレーヌへの詩?」
「全部読んだら燃やしてくれ」

--

「燃やせなかったんです。ヴェルレーヌさんは、ランボーを理解できる唯一の人だったから。出版してください。それがお願いです」
「もう全部忘れた。……もう二度と俺のもとに来るな」
—-

17.ニナの返事(rep)
니나의 대답 Rep. (랭보作) - 들라에, 랭보, 베를느

アフリカ。
ポール・ヴェルレーヌとアルネスト・ドゥラエはついにやって来た。
ランボーの魂が眠る場所に。

ランボーが残した写真を頼りに、彼の最期の詩を発見するドゥラエ。しかしそれを読んだ彼は絶句し、違う場所を探し始めた。
埋められていたのは、ただ日記だった。ヴェルレーヌがそれを読み始めた。

"コーヒーの会社に就職した。朝から晩までコーヒー豆を収穫する"
"エチオピアで商人になった" "膝の状態が悪くなった"
"死体が転がっていた、世界は地獄だ"………

ランボーが就職? 呆れたように笑うヴェルレーヌ 。
「これがランボーの言う、真実の詩だ」

探すことを諦めたように、ドゥラエが日記を読み始める。

"1887年7月14日、右の膝が完全にだめになった。しかしフランスに帰る気はない。今更帰ったところで、共にする人は誰もいない――"

"1889年2月25日、海岸線の街に移った。痛みのせいで一睡もできない。何もすることがないので、日がな一日、海を眺めたり、新しく出たポールの詩集を読んで時間を潰している――"

18. 緑 rep. (ヴェルレーヌ作) - ドゥラエ、ランボー、ヴェルレーヌ
초록 Rep. (베를렌느作) - 들라에, 랭보, 베를렌느

驚くヴェルレーヌ 。

「俺の詩?」
「僕が送ってあげたんです。きっと読みたがると思って。その中でも好きな詩が、『緑』だと……」

ここに果物と花と葉と枝がある
そしてほら、ここにあなたを思って震える私の心
あなたに向かって夢見る心を
あなたの愛しい手で優しく包んで

ただあなたに向かって脈打つ心を
その美しい瞳でやさしく受け止めて

赤い表紙の詩集を、慈しむように見つめるランボー。
「本当に腹が立つよ。こんな簡単で素朴な単語で、こんなに綺麗な詩を作り出せるんだから。この次の文章なんて、本当にムカつく……」

短い口づけに 慎ましげに染まるあなたの顔
あなたの広い胸で ひそやかに休ませてほしい

あなたの胸の中で静かに眠れるように
浮き立つこの心が静まるように 慰めてほしい

「馬鹿だな……自分がどれだけ偉大なことをしたのか、みんなわかってるのに、自分だけが知らないんだ……ポール、あなたも歩き続けてたんだな」

"1891年5月3日、もう旅行を終わらせよう。歩けないことが死に至る苦痛だとしても、私は絶対に自殺などしない。息が尽きる瞬間まで、生きるために死ぬほど抗って、残された不幸の時間を楽しむつもりだ――"

-----

"人生が辛いと言ってる人たちは、一度ここに来ることをおすすめする。この地獄で、生を実感できるはずだから――"

ドゥラエが日記を読み終える。

「本当は、ランボーのためにここに来たわけじゃないんです。見たかったんです。彼が人生をかけて見つけた真実の詩。彼がアフリカで何を見つけたのかわかったら、僕も自分の道が見つかるんじゃないか、少しは特別な存在になれるんじゃないか、って……バカみたいにそう思ったんです」

"最近、小さい頃の夢をよく見る。ドゥラエによく言われた。「君、変だよ」――一緒にオアシスを探し求めた親友"

「ランボーは少し変な子供でした。目が覚めてるときも夢見てるような表情で。彼といると、本当に楽しかったんです。できることなら、二人のときにまた戻りたい」
「実は俺も、ランボーのおかげで幸せだった瞬間があった。今でもハッキリと思い出せる……」
「……帰りましょうか」

ランボーの残した真実の詩を胸に、二人はその地を後にしたーー

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19. 永遠(ランボー作)- ランボー
영원 (랭보作) - 랭보

「人生は不幸だ。息つく暇もない不幸の連続だ。しかし私たちはなぜ、この場所に存在しているのだろうか。」

また見つかった、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。

・・・もとより希望があるものか
立ち直る筋もあるものか、
学問しても忍耐しても、
いずれ苦痛は必定だ。

また見つかった、
--何が、--永遠が、
海と溶け合う太陽が。

「そうして私は抜け出す。世界のあらゆるものから。そうして私はついに、飛んでいく」

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20. 並んで(ヴェルレーヌ作) - ランボー、ドゥラエ、ヴェルレーヌ
 나란히 (베를렌느作) - 랭보, 들라에, 베를렌느

終わらない冒険 愉快な逸脱
まるで探検家のようなあなたと私
冷たい空気を抜けて 身軽に駆け抜けた
純粋な森の中 とめどない放浪

偏見に満ちた周りの視線から
ついに私たちは完全に開放された

無駄な戯言に耳を塞ぎ
奴等の非難で晩餐を楽しんだ

致命的な毒酒を飲み込んだ瞬間
飛び上がった 恍惚たる天国へ

黄金の石薬に向かい
目一杯走った

終わらない冒険 愉快な逸脱
まるで探検家のようなあなたと私
冷たい空気を抜けて 身軽に駆け抜けた
純粋な森の中 とめどない放浪

終わらない冒険 愉快な逸脱
まるで探検家のようなあなたと私
5 Eunhasu Evans: 11月 2019 . . . . . . 뮤지컬 랭보 台本読む前の適当なアレなんで60パーセントぐらいしか合ってない . . . . . . 「人生は不幸だ。息つく暇もない不幸の連続だ。 しかし私たちはなぜ、この場所に存在しているのだろうか。」 ...

2019-11-11

「海賊」という名の深くて広い海①(チラ裏感想)

相変わらずのチラ裏

ただツイッターでの発言をまとめただけなので面白くないです。










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(1) 2019/3/16 19:00 ノユン、キムスンテク①
(2)2019/3/17 14:00 ノユン、キムスンテク②
  • 星を撃ち落とす歌本当にやばい、ステラマリス
  • よくわからなかったとこ ハワードを処刑した理由 なぜ父さんの仲間は死んだのか、宝石の呪い?ある意味?
  • 海賊一言で言っていい?面白い
  • 時代的に仕方ないかもしれないけどヒトデの共同墓地 薔薇、夜空 とかそう言う歌詞やめよ!!、好きだから
  • いやほんと歌詞わかんなかったしセリフもわかんないんだけど聞き取れる歌詞は綺麗!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  • アンメリちゃん
  • アンメリ・・・・・・・・・・・
  • アンメリちゃん・・・・から思考が先に進まない
  • 待って待ってこれでめありてゃの本名マリアでしょ?!!エモすぎて死ぬ
  • よんみゅ見てて「うわ!!!ホモ!!!!!🤔🤔🤔🤔🤔🤔」て思うこと多々あったけどこんなにも「百合🤦‍♀️💦💦💦💦💦💦💦💦」しかも「最高😇😇😇😇😇」って思うこと生きててあった?ない
  • スンテクアンが不思議なことにまじで女性に見えるんだよな…あの衣装の作り画像見せるのか、声の出し方と流し目の感じが最高にかっこよくて抱いて(私を
  • 海賊、どちらかというとソムぽさかな
  • 労働歌、あんなに真面目に歌う曲じゃなかったんだけどwmmmmmmwwwwww
  • めありてゃん登場ソングはちょっと音程辛そうだったけどハァ〜女子 女子っていいな(男です
  • 海賊、最終的に勢いで泣かしてくるのやめろ
  • ほんとでもアンメリのラストナンバーは泣ける もうさあ、泣くしかないよな?トゥルーラブだから
  • 百合(男二人劇)
  • いやあのさあのアンがメアリに辛く当たりたいけど当たれなくて結局アンの意志を尊重した感じなのが本当に辛くてもう本当につらい
  • 吐きそう
  • 海賊の愛、ほんとなに?、???、、、、、、、、、、、ビクトリア歌うなマジで🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️🦜💦💦🦜🦜
  • 私「労働歌歌う時恥ずかしくないですか(言葉足らず)」ユン「恥ずかしかったら仕事にならないでしょ」私「そりゃそう」
  • ジェンファンの次っていうか、いや、ジェンファン超えてきてるからなアンメリ…何かがおかしい…明日仕事行ってる場合じゃない…
  • 後半アンがメアリを避けるようになるのが本当にしんどくてつらいんだよな、メアリは意思を曲げない、それを尊重してるアン、二人とも海賊、、海の女だから……無理
  • めありてゃんだけど結構根暗だと思うんだよな…なんか悲しそうな顔が印象に残ってる…
  • メアリは死んだ兄の服を着せられて多分育てられてた あの服、、、
  • 海賊座席左右どっち問題だけどアンメリ見たかったら右 あとは左右バランスいいんじゃないかなあ でも机が右にあるから右のほうが…?私はシー列ならどこでもいいわ
  •  怖いのはこれが全部ルイスの創作なんじゃないかオチ…
  • だってアンメリの最後のシーンふたりとも泣いてんだよ?!????、、!、、、!
  • 「無理」「アンメリ」だけ呟こうとするともう呟かれてますってツイッターに怒られるんだけど
  • 個人的に今のところタチョン≧海賊>>最終陳述です
  • 海賊そこそこスリルミー地雷あるから気をつけよう
  • ステラマリス、海の星。、、、、メアリは、、、アンの星、、、い、、むや、、、、、
  • でステラマリスは聖母マリアでしょ?!天才かよ
  • ゆんめりが最後アンの手をつかみたいんだけど震えちゃうしすぐ手を離しちゃうみたいなの何!!!!!最初からアンの血がついた自分の手を恐ろしげに見てたりしてたんだけど、何
(要約)
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(3)2019/3/24 14:00 ノユン、キムスンテク③
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  • 無理を極めた
  • もうダメだ、もう全シーン泣くから
  • なんでアンにメリーって呼ばせたんですか「戦闘中にこんなに強い人は初めてで愛着を持ったから、仲良くなるために愛称で呼んで欲しくて」(的なこと)
  • じゃあ他の人からはメリーって呼ばれたこと?「たぶんない。もしあるとしたら母親?」
  • 後半ローズアイランドあたりからテクぺうずっと泣いてて赤い目でうるうるしてるから私も泣いたよね、、、気持ち切り替えてこ🤦‍♀️🤦‍♀️💦💦💦💦 今日のユンメアリは泣いてなかった。けど右手が死ぬほど震えてた。なに。泣くから、私が
  • 今日もテクアンは美しかった
  • ラブアトファーストサイトの殺陣好きすぎて〜!!?
  • やばい、良すぎて今日の海賊のこと全然思い出せない…カテコも全然記憶ないもん
  • あんめりもーめんと、どの瞬間思い出しても尊いし此処には百合が咲きます
  • 昨日幽霊船のシーンでユンピアス外すの忘れたのかケイラブまでピアスつけてることになってて惜しかったな
  • ユンメリーのそこほんとに好き、、無駄に強く叩く(がいこつ)、、、幽霊船のシーン短すぎ、、、デート、、、
  • あなたの恋愛感情はどこから?ゆんめりちゃんはノヌンナエポロから
  • てか昨日の海賊、先週とちょっと変わってた気がするんだけど……なんか音??と星の照明いままであったっけ??
  • 楽しくも辛い航海人生
  • 聞いてください、めありてゃの方が背が高い 
(4) 2019/4/13 ヒョンソクジュン、ペクギボム①
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  • アンメリ
  • ああああ…チュンメリーちゃん女神なのでは?????、、?、、?、?なんかすごくキラキラした物語だった😭
  • 「海賊の別れは海賊らしく笑わなきゃ」
  • いや、、?!!、!アン←←メリじゃん!!!アンは戦闘ってたのしい!キラキラみたいな感じなんだけどメリー戦闘中にハッ…これは何っ…?!みたいな感じでときめきを感じてるというか?!アンは恋のドキドキって感じじゃなくて、「触らないでほしい」みたいなとこも男??ん??みた
  • ジャックルイスもアンメリも最後、そっちゅんぺうがすごい笑ってたのが印象的だ…ユンジャックはかっこいい船長が最後に見せた顔って感じなんだけど、チュンジャックは最後ずっと笑顔で、情けない感じがなくて……ルイスも笑って歌ってて、あ、ハッピーエンドなんだなこれ
  • アンメリ別れ、超両思い……愛し合ってるっていうよりは信頼関係?「海賊らしく笑わなきゃ」って二人とも笑ってる。いや、ほんと、「女海賊は初めて?」っていう時もめちゃくちゃ笑顔だし物腰優しいし敬語キャラじゃん(話の飛躍) 「そっか、次はわたしの番か…」って言って歌うんだけど最後
  • 「あん……あん……? あん……あん!!!!!!!(発狂)」してて狂気を感じた(????)見えないとこでめちゃくちゃ暴れてるタイプだ。ヤンデレか(違う)
  • ローズアイランドも発狂気味でPTSDで酒飲んで死んだのかなみたいなー
  • いや、、そう!!!!かまんあんどで!!!「わたしはあなたの捕虜だから」でテクアンは銃を下ろしてメリーの前に跪くんだけど、!!ボムアンは立ったまま「わたしはあなたの…捕虜…だから…」って言ってそのあとメリーから体を背けて「(わたしは何を言ってるの…?!)」みたいなやつしててア〜
  • ギボムアン、強気でおてんば気味だと思う…「酒場を捨てていけないだろ!」ってジャックに「けんちゃなぁ〜♫」て弾んでドアに向かおうとするのハイカワイイ
  • ちゅんぼむの話しますけど絶対にメリーの方が一目惚れだしアンのこと愛してる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  • ちゅんメリーちゃん、基本的に胸の前で手をにぎにぎしていてヒロインみがすごい、かわいい
  • 性癖にささるのはテクアン様だけどボムアンも大好きですのでアンが好きだ…😂
  • テクアン→強気で勝気で上から目線で淑女なアンが初めて恋に落ちるところ
  • ボムアン→少しおてんばで気が強いアンが戦闘で初めて湧き上がる感情に戸惑いながらそれを受け入れるところ
  • ちゅんメリー天使だし女神だし母なる海よって感じになる その一方アンのいないところでは思いっきり病んでそうな側面も持ち合わせている危険な女神
  • ちゅんめりちゃんの기다릴게 내... 사랑...!が小さい声で振り絞っていう感じで女神ですね
  • チュンボムぺあ、プコル見た感じだと闇がありそうで(というかユンテクがアホなだけ?¿)ちょっと心配してたんだけど、ラストはみんなハッピーエンドでよかった。海賊の別れは海賊らしく別れなきゃ!そんなメッセージ
  • 질 봐 내가 별을 쏜다のとこもアン様によってみんな違うじゃんや…やめてくれや…
  • 私はあなたの捕虜だから(降伏) と私はあなたの…捕虜、だから(無意識)
  • 冷静に海賊を見るといきなり展開が唐突だしなんでこういうセリフを言うの?って思うこともあるけど結果良ければ全て良し
  • 笑顔で別れるの無理〜
  • ちゅんめりーの夢良すぎて5000回ぐらい聞いた
  • わたしの葬式で우모기꿈流して欲しい…
(5) 2019/4/14 とっこん
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(6)2019/4/14 とっこん
  • アンメリ結婚した
  • ❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓⁉️❓⁉️❓⁉️❓⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
  • ・アンメリ結婚
    ・おねショタメリルイス
    ・常にイチャイチャするアンメリ
    ・ハワードマルチマン・ケイラブァ!!!!!
  • マルコが密輸船との戦闘で勝利を収めたのでジャックが酒を一瓶あげた。という件
    アン「キャプテン、勝手に酒なんかあげたの?一本?」
    ジャック「褒美だ!別に良いだろ」
    アン「酒全部あげなきゃダメでしょ?🖤」
    メリ「いいのアン、わたしお酒は飲まないから」
    アン「わたしが全部飲むから🖤」
  • 「そしてそこには、僕たちがいた」
  • みんなで合唱あるけど基本的には自分の役に合わせて歌う
  • 黄金時代・・・四人
  • うまちゃる・・・ハワード入れて五人。俺が宝を見つけたら小さな島〜でハワードが歌ってて泣いた
  • アンメリのキス見ちゃった😭😭😭🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈🌈💗💗💗💗❤️💗❤️💗💗❤️❤️💗❤️💗❤️💗❤️💗❤️💗💗💗💗💗💗💗💗ていうか結婚式に呼ばれた😒😒😒❓❓😒❓😒❓😒❓❓😒❓❓❓❓❓⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️💗💗
  • ジャック「マルコ殺す!殺してやる!」退場
    アンメリ「ルイス〜キャプテンは?」
    ルイス「マルコを殺しに行った!」
    メリ「へえ?^^」
  • ジョリーロジャー(アンがジャックにハワードの話する.ハワードのためなんでしょ?…わたしはハワードに答えただけだから…本当は彼が反乱を起こすたびに嬉しかったんでしょう?彼の灰色の瞳もその時だけは輝いて見えたもの)
  • →メリルイスコソコソ話
    →アンメリ退場してすぐルイス「ジャック!!!」
    「二人結婚するんだって。式に呼ばれちゃった」「俺は」「絶対に連れてくるなって」「何で!おれ一度も行ったことない!祝歌も歌えるのに」「ダメだって」「わかった大人しくしてるから」
  • →アンメリ入場、アンが銃ぶっぱなす「海賊なら祝砲がなくちゃね♫」
    →カゴを片手に花シャワーをするジャクルイ
  • 2回ぐらいチューした…ジャック片目隠して泣いてる
  • 2019年4月14日 推しカプのけっこんしきにしょうたいされた
  • ちな二人の苗字はテンペスト メリー・テンペスト アン・テンペスト ああああああ嵐が丘?(?
  • いや、テンペストはシェイクスピアだよ
  • いや…ハワードさぁ…😭あ、酒場でジャックが出会う片足、メリーの船に乗ってたwwwwwwwwwwwwwwwwあと裁判官はチェフのミルトンの服着てたし声がwww
  • 前方真ん中で見たんだけど近すぎて目が足りないからやはり引きでみないとだめ
  • 昼夜でチャミアンちゃんのジャックに対する態度違くて?!wwww ユンジャックに対してはあんま笑ってない塩〜って感じだけどチュンジャックは可愛いのか割と笑ってあげてる感じww
  • ジャック自体がゆんは酔いどれ、チュンは節度ある感じだからかな…wwwチュンジャックと握手できた!
  • ちゃみあんの嫉妬しろヤバイ、迫力がすごい。やっぱ女子が演じる女子(?)って違うわ、説得力がある
  • 酒のくだり
  • 昼: めり「わたしお酒は飲まないから…」
    あん「わたしが飲むから🖤」メリの手にチュッ
    じゃっく「俺は飲めるぞ!!!!!!」
    夜: めり「わたしお酒は飲まないから…」
    あん「一緒に飲むから🖤」
    ジャック「俺は飲めるぞ!!!!」
    →幽霊船登場シーンでめり「本当に飲めないんだってー」
  • 結婚式
    昼: ユンジャックはちょっと悔しげ?に泣いてる、テクルイスは嬉しそうに見つめてる
    夜:ちゅんじゃっくは静かな悲しそうな顔で見つめる→静かに号泣ww(仲間想いのいいキャプテンだな…
    ボムルイスはすごいにこにこして手拍子してる、チューを覗き見ようとする
  • 海賊、一回一回が貴重だなって気がしてきて泣けてきた
  • 昼もそうだったけど、結婚式シーンがあるからこそ、そのあとの戦闘シーンと夢でのアンの感情がぐらついてて。戦闘シーンではこんなところで終わりたくないって、不安そうな顔で戦う一歩メアリはやってやる!みたいな…😭夢でも、あなたを残していけないって言う時震えてるし、最後に抱きしめた後
  • 引き離そうとするメアリの腕にしがみついて嫌嫌って……最後は気持ちの向きが完全に↓←になってて、結婚式がなければ違ったのかなあ…再来週女子ペア見て考えよう😭あんめりちゃ😭
  • 結婚式を得てからの夢はつらい…
  • 個人的なアレだけどアンメリの関係が
    ゆんてく →←
    ちゅんぼむ ↓↓
    らんちゃん ↓←
    だから女子ペアがキッッツイ(悲しい)
  • インターミッションでみんな海の仲間とともにこれは見ないとダメです、全人類
  • これは見ないとダメです、全人類
  • チャミアン→ちょっとガサツで海に憧れていた少女がポセイドンに出会い興味が友情に変わり愛に変わるところ
  • メアリがちょいちょい「ダーリン🖤」ってアンのことよぶからアマーーーーーーーイ
  • 結婚式の歌、女子ペアの声が綺麗すぎてこれ女子ペアのにしか歌えないのでは…!?いや、歌うよな…?!
  • 労働歌
    じゃっく「宝島ーー!!」
    片足「宝島??」
    ジャック「秘密だー!!!!」
    片足「秘密ー!!!!」
  • 違いない
    ルイス「剣士の後ろの片足が叫んだ!」
    片足「あの船に宝島の地図があるぞー!!!でも秘密だー!!!!」草
  • えっ?!!わたしデコチュー百合も見たし5秒ぐらいチューしてるのも見た☺️⁉️❤️
  • 海賊ももう脳内で日本語流れるようになったし早く日本で上演してくれ…頼んだぞアトラス…
  • ジョリーロジャーはアンが書いたことになるから違う世界線(?)
  • らんメリーの「アン🖤」て呼ぶ声かっこよくて攻め
  • これからの海賊はあ、こいつら結婚したんだ…て見なきゃいけないのはちょっと微妙という気持ちはめちゃくちゃわかる 隙間があったから良かったというのはある
  • 今までで一番元気な帰国なんだけど結婚式に出たからかな!?!ご祝儀も包んでないのにすみませんね
  • 昼公演終わってすぐ「アンメリ結婚した」というイタ電をかけた
  • トッコン、ジョリーロジャーのナンバーで 極悪非道(?)のルイスとキャプテンジャーーーック!\アンソニー!/\マルコ!/って言うの可愛すぎるしルイジャクとアンメリであのダンスするんだけど舞台一面可愛い空間で 
  • スコルで結婚式する可能性が微量子レベルで存在している…?
  • 死が二人を分かつまでってセリフ死ぬほど好き、オタクだから
  • サントラ、固定3ペア+シャッフルで出してくれたら感謝だしボーナスで結婚式入れてくれたメウ感謝だよね
  • 嫉妬しろ…
  • テクアン様は余裕げに歌うからなんて強い女性なんだ!って思ったけどチャミアンちゃんは等身大の女性すぎて涙涙涙 見てろ!just you waitって感じ
  • カテコのユン、完全にウビンの血
  • 私が見つけ出した偉大な海~偉大な生命~のとこでてく・ちゃみアンちゃんはメアリのほう見るんだけど、ボムあんちゃんは見ない、むしろチュンメアリてゃが見つめてるんだよね・・いや・・一目惚れ・・
  • かまんあんどの最後、チャミアンちゃんは こんな危険な子ほっとけない!一緒に宝島行くの!断ったら許さないんだから!!みたいな真面目な調子で歌ってるのよな。。


続く(永遠)
5 Eunhasu Evans: 11月 2019 相変わらずのチラ裏 ただツイッターでの発言をまとめただけなので面白くないです。 ^^^^^^^^ (1) 2019/3/16 19:00 ノユン、キムスンテク① (2)2019/3/17 14:00 ノユン、キムス...

2019-11-08

ミュージカル「海賊」あらすじ(初演基準)

クッソ適当なので、直接見て確かめてください。



★登場人物紹介★(1人2役以上やってる)

ルイス(男): 主人公。冒険を夢見る17歳。小説家になると言って学校をやめた。父親の遺品である宝の地図を持っている。ジャックと出会い、海へ旅立つことになる。
アン(女): 途中で仲間に加わる銃士。ニュープロビタンス島の酒場で働いており、既婚者。私生児であり、教会を憎んでいる。酒場を訪れたジャックと出会い、仲間になる。


ジャック(男): キャプテン・キャリコ・ジャック。海賊船の船長。無人島に置いてかれたが、野生の大王ガメに乗って脱出した。同僚のケイラブを訪ね、その息子ルイスと出会う。酒が好き。
メリー(女): 途中で仲間に加わる剣士。戦闘狂。性別を偽って生きてきた。敵としてアンに出会い、後に愛し合うようになる。

●その他●
ハワード: ジャックの船に乗る老いぼれ海賊。なにかとジャックにケチをつける。彼は実は……
ケイラブ: 物語の開始2日前に亡くなったルイスの父親。いつも航海に出ており、最期の航海から帰ってきてからは酒を飲んでばかりで、そのまま死んでしまった。
ビクトリア2世: ケイラブが連れてきたオウム。ルイスの唯一の話し相手。


よくわかる相関図(わからん)


-------------------------

(1)海賊の黄金時代

父親から聞かされた、海賊たちの黄金時代の物語に夢見るルイス。その物語をオウムのビクトリア2世に話す。
キャプテン・ジャック、ハワード……あれもこれも胸がときめく話ばかり。
父親は海賊で、航海から帰るたびにルイスに海の話をしてくれた。

(2)幽霊船

いつも「これが最期の航海だ」と嘘をつきながら、海に出ていった父親。最期の航海から帰った時、彼は酒を飲んで眠りについた。そして永遠に目覚めなかった。
一人になってしまったルイス。このまま幽霊船の中で孤独に死んでしまうのか。
そうだ、遺書を書こう……
……だなんて、馬鹿なことを考えていないで、もう寝ようとしたその時、吹き消したはずのロウソクがまた火を灯した。
そこに不思議な声が響く。

「ヘイ、ケイラブ…ケイラブ……」

扉を叩く音。「ケイラブ!」と父親の名前を呼びながら入ってくる謎の人物。
彼はルイスを見つけると嬉しそうに微笑んだ。「ルイス! ケイラブの自慢の息子!」
ケイラブはどこだと尋ねるが、父親は2日前に死んだばかりだ。

彼はキャプテン・ジャックだと名乗った。それはまさに、父親から聞かされていた物語に出てきた船長の名前。しかし、父親の話では、彼は無人島に捨てられ死んだはずだ。
「俺がそんなに簡単に死ぬと思うか?」 彼は大王ガメを捕まえて、その背に乗って帰ってきたという。

ケイラブの遺品はどこかと尋ねるジャック。父の遺品なんて何もない。「いつも最期の航海だと言ってたけれど、本当に最後になっちゃった」そう答えた。

(3)この街で一番の美形

「俺たちに最後なんてない。行き場は無いんだ。海以外」

誰もが海賊になると言った。誰だって海賊を夢見た。いつか自分が海賊になったら、海賊船に乗って全ての海賊に会うんだ――

すっかりジャックの言葉に魅了されたルイス。ジャックに父親の遺品のトランクを見せる。いまいちピンと来ていないジャックに、ルイスは「薔薇の絵が書かれた紙」を見せると、ジャックはそれを奪おうとした。

「これはローズアイランドの地図だ。海賊たちが最も愛する島。そこにはローズサファイアが埋まっているはずだ」

その当時、最も美しい宝石"ローズサファイア"を強奪した海賊たち。しかし宝石を分け合う前に、ジャックは無人島に捨てられてしまった。
ジャックは島から脱出してから船員の家を訪ねたが、誰ひとりとして戻ってきてはいなかった。
ケイラブ以外、誰も――

(4)母胎海賊の力

父親の残した絵が宝の地図だったことに驚くルイス。強気にも、この地図が欲しいなら自分を航海につれていけと主張する。
賛成しないジャックに、ついにルイスはその地図を飲み込んでしまった。

「地図なら僕が覚えてる! だから僕を連れて行って!」

愕然とするジャック。仕方なくルイスを仲間に連れて行くことにした。
海賊船を盗んで、船員を揃えて、あとは有能な「銃士」を見つけるのみだ。
しかし海賊たちには危険な存在があった。それは「海賊ハンター」。彼らに捕まれば、すぐに絞首刑だ。ルイスにそう忠告した。

(5)航海日誌

夢にまで見た海賊船に加わることになったルイス。日が沈んだ海を見ると、天国と地獄が連想された。
昨日まで、遺書を書いていたなんて信じられない。これからは航海日誌を書くことにした。

いったい何を書こう。そう思うと、母親の後ろ姿や父親の独り言が浮かんだ。「すまない、俺はお前よりも、あの海を愛しているんだ」
そんなことより、心の導くままに、夢見るままに書くしかない。

(6)海賊労働歌

ニュープロビダンス島に停泊することにしたジャック一行。
まだまだ幼いルイスに海賊の規則を教える。

1.酒は飲んでも飲まれるな。
2.賭博は禁止。
3.恋愛も禁止。
4.宝島の話も禁止。

あれこれ言うジャックに、ルイスは「そう言う自分が気をつけないとね~」と逃げ去る。
ジャックはあたりを見回し、酒を飲み始める。そして、案の定酔っ払う。

(7)ステラ・マリス

ジャックはニュープロビダンス島の、ある酒場にいた。"片足の海賊"に絡んだりと、泥酔したジャックに、酒場の主人アン・ボニーが声をかけた。
海賊船に乗って宝島へ行くんだ、と言うジャックの話を聞いてアンは自分を船に乗せるよう頼む。射撃なら自信があると。
断るジャック。アンはキャプテンより上手く撃つ自信があると挑発する。
すっかり挑発に乗ってしまったジャックは、射撃勝負に勝てば船に乗せてやると快諾する。

そして始まる二人の勝負。最初の勝負は引き分け。するとアンが勝負はこれからとライフルを取り出した。
「見なさい、私が星を撃ち落とす」
その言葉通り、アンは天の星を撃ち抜いてしまった。その光景に心を奪われるジャック。

しかし、海賊船には子供と女は乗せてはいけないルールがある。アホらしいが、では自分は男として、「アンソニー」として仲間に加わると言うアン。
喜んで迎え入れるジャックだったが、そこに訪問者が……

(8)嫉妬しろ

アンの夫が妻の家出を告訴したと、裁判官が酒場に現れた。
どうせ夫とは愛の無い契約結婚だったと説明するアンに、裁判官は神を侮辱するのならむち打ちの刑にすると脅す。
もう見ていられないジャックは、保釈金を出してアンを連れて行こうとするが、アンがそれを許さなかった。

「どうして貴方達が金をやり取りして、偉そうにしているの?」

裕福な家庭の私生児として生まれたアンは、教会に認められた子供ではなかった。しかし、結婚届になら名前を残してやると言われた。アンはそんな教会が、くだらない神が許せなかった。
これから私は海に自分だけの神を見つけに行く、そう言い残し世間には海で溺れて死んだフリをして、彼女はジャックの仲間に加わることになった。

(9)気のせいだ

ジャックはため息を付いた。
優秀な銃士のアン……もといアンソニーが仲間に加わることになった。
しかしどうしたものか。酒を飲むな、賭けをするな、恋に落ちるな。ルイスにそう忠告したはずだが、言った自分がすべて破ってしまっている。
きっと酔ったせいだ、気の迷いだ、気のせいだ……

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アンソニーが乗船したことにより、老いぼれ海賊のハワードが、分前が減ると不満を漏らした。しかしキャプテン・ジャックは口がうまい。海賊ハンターに狙われた時、きっとアンソニーが役に立つ、と船員たちを説得した。ハワードは納得していない様子だった。

「アンの実力を試すためにも、一度戦闘をしても良いかもしれない!」そう思いついたジャックに、「アンじゃなくてアンソニーでしょ?」と釘を刺すルイス。

父親のケイラブは、いつも海に出ていた。最後の航海から帰った時、オウムのビクトリア2世を連れて帰ってきた。坊主頭のチャーリーが飼っていた鳥だ。

(10)違いない

すると、向こうに船が一隻現れた。海賊旗を見ても逃げる様子を見せないどころか、こちらを攻撃してきた。
それは別の海賊船だった!
戦闘になったら、ルイスは倉庫に隠れていろとのキャプテンの命令だ。
向こうの船には剣闘士が乗っているのが見える。その背後にいた"片足の海賊"が叫んだ。
「あの船(腹)に、宝島の地図があるぞ!」

(11) LOVE AT FIRST SIGHT

海の神ポセイドンのごとき剣闘士が現れ、アンが彼を迎え撃つ。
しかし、どうしてか戦闘中に跳ね上がる鼓動。
互いに、夢にまで見た相手に出会ったかのような…………

(12)ただじゃおかない

剣闘士とのナイフによる接近戦に破れたアンだったが、間一髪で銃を取り出し、相手に突きつけた。
相手は降伏したかのように見えた。アンが名前を尋ねると、自らを「マルコ」と名乗った。
しかし彼は負けじと再びナイフを構えた。
「馬鹿な真似はするな、お前はすでに私の捕虜だ」とアンが再度警告すると、おとなしくなったマルコは海に身投げをしようとする。
彼の行動に驚きながら、アンは銃を下ろし、降伏する。
「私は……お前の捕虜だ」

その姿に驚いたマルコ。彼女に再度名前を尋ねられると、今度は「マリア」と名乗った。
家計を助けるために死んだ兄のフリをして生きてきたマリア。
しかし自分を生かしてくれたアンに、これからはただ「メリー」と呼ぶように頼んだ。

それを聞いたアンも、自分の本名は「アン」だと打ち明け、メリーを仲間に迎え入れた。

(13)インターミッション

♪照明が消えて 俳優が退場して 客電が点いたら しばし 夢見る時間インターミッション!
(ここで伸びしたり席したり水飲んだり座り直したり、自由に休憩してください)

(14)幽霊船 rep

ジャックは、なぜアンがマルコを気に入ってるのか怪訝に思っているようだ。
ルイスは秘密をバラした。マルコはマリアで、アンはマリアが好きで、つまりジャックには勝ち目がないということを。
怒ったジャックは出ていってしまった。

アンとマルコが仲間に加わってから、戦闘では快勝。酔ったハワードを打ち負かしたこともあり、ジャックはマルコのことを認めたようだった。

突然、ルイスの持っていたコンパスが狂い始めた。様子がおかしいとジャックを呼ぶと、現れたのはマルコだった。
彼女は「このあたりには面白いものがある」と言って、目の前に現れた幽霊船を指差した。
怖がるルイに脇目も振らず、マルコは幽霊船に向かった。

先程まで誰かがいた跡があるのに、まるで時が止まったかのように、もぬけの殻な幽霊船。
マルコはそこで見つけた望遠鏡をルイスに手渡した。

その望遠鏡を覗くと、遠くに見知らぬ島があった。
そう、あれはローズアイランド?

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キャプテン・ジャック一行はローズアイランドにたどり着いた。しかし、求めていた宝は無かった。そこにはあったのは、何十人もの骸骨だけだった。

ハワードがナイフを取り出し、反旗を翻した。俺たちを騙したのか、ケイラブが宝石を奪って逃げたんだろう!?
ジャックは彼をなだめようとした。アンが銃を抜き、メリーが彼を制圧した。

裏切った海賊は、無人島へ置いていく。その規則に従い、ハワードはローズアイランドに置き去りにされることになった。

……すると、ハワードが銃を抜き、船の上にいるルイスとジャックを狙った。
しかし銃に当たったのは運の悪い船員だった。
それを見たアンは静かに銃を抜き、ハワードを撃ち抜いた。倒れた体は波に飲まれ、消えていった。

「海は海賊たちの共同墓地だ。ローズアイランドなら、本望だろう」 ジャックは無表情だった。

ルイスはジャックに尋ねた。
「本当にケイラブが、父さんが仲間を殺して、宝を奪って逃げたの?」
「こういう真実なんじゃないかと思った。だからお前を連れてきたくなかった」

「父さんはそんな人じゃない!」 取り乱すルイスにジャックは静かに言った。
「宝の前で人がどんなに変わるか、お前にはわからないだろう」

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しかしルイスは、ローズアイランドで何の成果も無かったわけではなかった。
地図に示された場所から、海賊たちの歌のとおりに進むと、そこには革紐でくくられたローズサファイアが一つと、砂に埋まった父親の航海日誌があった。

(15)ローズアイランド

座礁によって傷ついた船を修理する必要があり、我々はある島に船を停めた。
船を直す前に、奪ったローズサファイアを島の藪の中に運ぶことになった。

仲間が先に進む中、ローズサファイアの入った箱を抱えながら、ふと海を振り返った。
ジャック……無人島に捨てられ、きっと今頃、死んでいるだろう。

一行を追って藪の中に入った。すると、皆が血を流し倒れていた。生き残った一人の人影がこちらに迫ってきた。しかし、こちらのほうが早かった。最後の一人は俺になった。

倒れているチャーリーに駆け寄った。揺すっても彼は目覚めない。オウムのビクトリア二世が叫んだ。「逃ゲロ、ケイラブ、逃ゲロ、ケイラブ」
一体どこに逃げれば?

ローズサファイアを全て海に投げ捨てた。
きっとこの光景から逃げることは、一生できないのだろう。
血生臭さ、目眩、何もかも、静かに胸に葬った。

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日誌を読みながら、真実に涙を流すルイス。

日誌の最後には、ルイスへの言葉が書かれていた。
「お前にこの海を見せたかった。俺は弱虫で卑怯な海賊だった。でも、平和な時は誰よりも働いた。甲板が汚れていないのは、誰かが必死に働いているからなんだ」

(16)ジョリー・ロジャー

ジャックは、新しいジョリー・ロジャーを作ろうとしていた。それを見ただけで逃げ出してしまうような、恐ろしい海賊旗を。
しかし最悪なデザインセンスのジャックに、ルイスはメリーの双剣をモチーフにした海賊旗を描いて見せた。

新しいジョリー・ロジャーに満足げなジャック。機嫌が良いあまりに、自信の秘密をルイスにバラしてしまった。
「俺は人を殺したことがないんだ。無人島に捨てられたのも、戦闘から逃げ出したせいだ。その時、唯一俺を助けてくれたのがケイラブだった」

ルイスは彼に父親の航海日誌を見せた。「父さんは同僚を殺してなんか無かったよ」
ジャックは微笑んだ。
「海賊たちの友情がどれだけ熱いものか、お前にはわからないだろうさ」

「少しはわかる気がするよ」
ルイスは日誌を胸にジャックを見上げた。
『ルイス、お前にキャプテン・ジャックを紹介したかった。少し弱虫だったけど、かっこいい船長だったから』

(17)浪漫海賊

ジャックは、実はハワードに水と銃以外に、食料なども置いてきてしまったと打ち明ける。
海賊の規則を守った自分をアンとメリーが許さないだろうと、彼はその場から逃げ出した。

(18)海賊の黄金時代 rep

ついに海賊ハンターが現れた。あれがかの有名なジョナサン・バーネット?
アンとメリーは二人だけで戦った。キャプテンや怖気づいた船員たちは皆逃げ出し、倉庫に隠れてしまった。
海賊の黄金時代の終わり、そこに二人は立っていた。

(19)この街で一番の美形 rep

戦闘はすぐに終わった。必死の抵抗を見せたアンとメリーだったが、相手の船には大砲があった。

海賊たちは捉えられ、全員絞首刑を言い渡された。
アンはジャックに叫んだ。「海賊らしく戦っていれば、海の上で死ねたのに」ジャックは何も言わなかった。

ルイスはジャックが庇ってくれたこともあり、一人解放され、生き延びた。
群衆に混じり、彼が絞首台に連れて行かれる姿を見守った。
「ジャック! 僕の日誌は、伝説でも噂でも中傷でもないよね? きっと航海日誌を完成させるよ。キャプテンの最期を、僕の見たままに書き残すよ……」

悲しげに自分を見送るルイス。
「俺が宝石を見つけたら、小さな島を手に入れて、さまよう海賊たちのための地上の楽園を作るんだ」
ジャックは彼を勇気づけるように歌い、絞首台へと上がっていった。

---
ジャックは処刑された。
きっと彼が夢見た島も、この世界から消えてしまったのだろうか。
……さようなら、マイ・キャプテン

(20)ただじゃおかない rep

メリーは拘置所にいた。
アンの幻聴に悩まされ、こんなことなら出会わなければ良かった……そう思うほどに辛かった。

そこにアンが現れた。
「噂を聞いた父親が保釈金を出してくれたけど、断った。私はあなたと一緒にここで死ぬ」

(21)私達すべての、思い出せない夢

馬鹿な真似をするなと説得するメリー。
私が死んでも、あなたなら私を見つけられるはずだと頑なにアンを拒否し、ここから立ち去るように突き放す。

あまりにも勝手で残酷な別れに、アンは動くことができない。
しかし、メリーに「生きて」と言われ、涙をこらえながら、彼女に背を向けた。

去っていくアンを、泣きながら見送るメリー。

覚えていない夢の中で二人が出会っていたように、きっとまた出会えるはずだから。
そう願って、彼女は一人、処刑の日を迎えた。

---
(22)フィナーレ

ルイスは家に帰ってきた。
書き留めた航海日誌を眺める。これがなければ、全て夢だと思ったかもしれない。
ジャック、アン、メリー、ハワード、ビクトリア。

そうだ、海賊の物語を書くんだ。
そう心に決めると、アンとメリーの声、キャプテン・ジャックの後ろ姿。全てが思い浮かんだ。

ところで、どうして問題ばかり起こすハワードを連れてきたんだろう?
するとジャックが答えた。
「小さい頃、憧れの海賊だったハワード。大人になってから彼を見つけて、思わず声をかけた。仲間にならないかと。いつの日か、自分があのガキだと打ち明けようと思ったんだがな……」

そしてジャックはウインクした。
「あの"片足"も、俺に出会ってなければもう少し長生きできていただろうにな!」

その言葉にインスピレーションを受けるルイス。

海賊の黄金時代の物語。
ルイスは思い出と想像をもとに、海賊たちの物語を書き始めるのだった。

Fin.




5 Eunhasu Evans: 11月 2019 クッソ適当なので、直接見て確かめてください。 ★登場人物紹介★(1人2役以上やってる) ルイス (男): 主人公。冒険を夢見る17歳。小説家になると言って学校をやめた。父親の遺品である宝の地図を持っている。ジャックと出会い、海へ旅立つことになる。 アン (女): 途...
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