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2020-09-08

韓国BLCD 土曜日のご主人様(上) 感想

 土曜日のご主人様[マスター] Saturday’s Master 

大企業の入社1年目平社員「イ・ソダン」は、ある事件が原因で社内で話題の中心になるほど派手な退社の危機に陥っていた。藁をもつかむ切迫した気持ちで申請した短期TF(プロジェクトチーム)、そのチーム長はソダンに予想もつかない提案を差し出す。救いの糸か、腐ったの綱か、ソダンはそのチャンスを掴むしかならなくなる……
冬から春までの3か月間、平日は会社で、週末はホテルで会わなければならない男。恐ろしく、胸中の読めない、飴と鞭を使い分ける男に成すすべもなく翻弄されながら、ソダンはある瞬間に気づく。ふたりの間に明確に引かれていた線はかすれ、契約で明示された義務と対価などとは説明のできない何かがが生まれていることを。
(あらすじより)

イ・ソダン(受け)
●家族と別居しており、母とはほぼ絶縁状態? ゲイ扱いをされたことがあるなど、様々な過去を抱えている模様。自己肯定感が低く、とにかく「大丈夫です」「すみません」を繰り返す。その弱さに目を付けられ、チーム長と秘密の肉体関係を結ぶことになる。会社では空気が読めない発言も多々あり、コミュ障感を出している。コーヒーの味はよくわからない。
●よく泣く。セックス中に「できます!」→「無理です><!」になってその後チーム長に責められがち。できないんじゃない、やるんだよ!(視聴者意見) でも仕方ないね、同意なしの虐待だし……。性に関する知識が0に等しく、キュウリとバナナを買って練習するなどバカまじめでけなげ。周囲から「イソダンシ」と呼ばれるので日本人の耳には名前に聞こえない説。上司の車内でアイスを食べるのは恐れ知らずだしけなげ(二回目)。

ハン・ジュウォン(攻め)
●ソダンの上司。役職は代理→チーム長。通称「チーム長」。プライベートが不明と称されている。頭が切れ、有能。チーム内のグループウェアは彼が開発したもの。顔も声もよく、モノも平均よりでかい。夜景がきれいなマンションに住んでいる。自家用車はシルバーのアウディ。性嗜好を除けばスパダリである。SM趣味で、そういうグッズを揃えている。昔ほど危険なプレイはしないとは本人の談。ちなみに大学はソダンと同じ。
●なんでもソダンに買ってあげようとしがち(そして拒否されがち)。他人に関心があまりなさそう。人肌嫌いそう。ソダンが好きというよりその被虐性が好きそう。ソダンとのセックスは本人とってはすべてプレイのつもり(むしろプレイにすら入らない軽いレベル)だが、実際は暴力に近い虐待なのでふつうに受けがかわいそう。いきなり理由もなくキレ?てスパンキングしてるから、本人以外から見たら完全にやばいやつなのである。オフィスとベッドの上のことは割り切っている、というわりにベッドの上で仕事の話したり仕事のこと責めるひどい人。会社でスケベは絶対にしない。

登場人物の感情とかプレイは萩尾望都『残酷な神が支配する』に似てる。

攻めのことを恐ろしがって逃げ出したいと思う一方、何も考えられないほどひどく虐待されたいとも思ってしまう受けが切ない。最初こそ本気で拒否し、プレイがトラウマちっくになるものの、チーム長の隣にいるとドキドキしたりほだされてしまい、聞いてる側は「これって……恋?」となる不謹慎むねきゅんポイントなのだが、前述のとおり色恋沙汰(と性)に疎いため、その感情なのかよくわかってないし特に悩んでもなさそう。

攻めは、暴力としか感じられないスパンキングを行っておきながら、「君のことが嫌いだから俺がセックスしてると思うのか?」」そういうこと言う。優しくなったかと思ったら突然こわくなる。いかにも被害者の心を乱す飴と鞭だけれど、本人にはあまりそういう気はなさそう。なぜソダンが泣き出したり、嫉妬したりするのかが本気で分かっていない。そこらへんがわかっていればサイコパスとして成り立つんだけど、このままだとただのDVだよ! 今のところ過去が何もわかっていないので、どこから同情できる展開になるのか期待。

上巻の最後は、契約期間が終わりチーム長と離れ離れになるのを拒んだソダンが彼と半同棲(半軟禁……)状態になるのだが、お互いに恋とか愛とかそういうのではなく、あくまでジュウォンは主人(マスター)、ソダンは都合の良い性道具(本人も道具って言ってた…)のまま終わっていて、いつになったらお互いのこと好きって認めてラブラブエッチするのか私、気になります。

あと書くの遅くなったけどセックスが長ぇ~~~~~~~~~~~セックスだけ20~40分してる回ある(すごい)。声優さんってすごいなって改めて思う今日この頃。でも前述のとおりSMだから状況把握がむずかしく、説明セリフも聞き取れないので、完全に経験上(BL)での推測になる。鎖の音がして乳首がどうこう言ってるから、これはアレ!みたいな。ていうかいきなりスパンキングの音聞こえたから最初ビンタしたのかと思った。おしりだった。お尻ぺんぺんってさあ、かわいそう。声優さんが受けも攻めも上手だし、ほんとにセックスしてるんじゃないかという錯覚を引き起こす。てかこれは音響さんが素晴らしい。SE選びとタイミングが絶妙。たまにBGMが気になるときもあるけど。あと攻めが受けの腕?体?をつかんだり押し倒したりする効果音が明らかに殴るスピードで聞いててヒェッってなるからやめてほしい(実際その速度なのかもしれんけど・・)。でも世にはプロレスか???みたいな激しすぎるSEとか水音うるさすぎるCDとかいろいろあるので、それに比べたら月と鼈、いや第三天金星天とコキュートスです。(?????????)

ところでBLCDってどんなに心がすさむシーンでも心が通じ合いました的な勝ち確定のBGMあるよね。助かる。
あと同じチームのメンバーがいい人揃いでつらい。序盤に若い女の子(名前わかんね)が、ソダンにコーヒーをパシるんだけどコーヒーメーカーの使い方がわからなくてもたもたしてるうちにその子が来て、なんとか作ったソダンのコーヒーをまず!!!って言って捨てちゃうんだけど。ここまでだとクソいじわる女だなって思うんだけど、そのあと入れなおしたコーヒーをくれて、いろいろ優しく話しかけてくれたので救われた(私が)。チームメンバーは、いろんな意味で特別なソダンに気を使ってくれているので有難い。よくしてくれる先輩(たぶんおっさん)にも恋愛感情抱かれるのかと思ったけど、この世界はそうそうホモいないっぽい。てか、チーム長もゲイという決定的な証拠がない……。

中間にチーム長と因縁のありそうなクソおっさん(日本でドラマ化するなら小手伸也)が出てきたんだけど、これは後半に絡んでくるのかな……。

声優インタビューでこれは互いに救いを見つける話、って言ってたから最後にはハッピーエンドになるんでしょ・・・ね・・・・


ドラマCDはオーディオコミックスというサイトで視聴できます。(1~4話は無料。全話購入したら約8000円)←目を覚まして
5 Eunhasu Evans: 韓国BLCD 土曜日のご主人様(上) 感想  土曜日のご主人様[マスター] Saturday’s Master  大企業の入社1年目平社員「イ・ソダン」は、ある事件が原因で社内で話題の中心になるほど派手な退社の危機に陥っていた。藁をもつかむ切迫した気持ちで申請した短期TF(プロジェクトチーム)、そのチーム長はソダンに予想も...
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